福島県・山梨県 2009年度の倒産状況

2009年度の倒産状況が続々と入ってきています。

福島県の2009年度の倒産件数は2008年と比較して60件の減少で145件、負債総額は30億5500万円減の333億5700万円にと半減しています。
福島県では負債総額が過去10年間で最小であったとも報告されています。

山梨県では2009年度の倒産件数が26%減少して81件で、負債総額は5.4%減の349億7800万円でした。

福島県と山梨県の倒産状況を読んでみますと、いかにも景気が落ち着いてきたのか、あるいは経費の削減などの企業努力によって倒産回避が行われているのではないかと思ってしまいますね。

しかし、民間信用調査会社や金融機関では企業の経営努力はあったにして、あまり効果が上がっていないのが現状で、福島県では大型倒産がなかったことが負債総額が減少したかのように見えるだけだと判断しているようです。

特に倒産要因が売上不振によるものが96%で、80%以上が従業員10人未満の中小企業であったことを特記しています。

緊急保証制度で倒産から回避できていた中小企業が、返済が始まると倒産件数が増えるのではないかとも予測されています。緊急保証制度の効果が出ているうちに販売促進計画をしっかりと立てて欲しいものです。

2010年4月3日の主な倒産状況

2010年4月3日の主な倒産状況です。

千葉県市川市に本拠を置く飲食店経営のかまどやが7億5,000万円の負債で倒産しています。かまどやは関東1都3県にて居酒屋「肴菜料理の店 かまどや」「蒼竹庵 かまどや」のほか、ラーメン店「博多屋台 豚がんちゃん」などを経営していました。

外食産業そのものが景気の悪化によって売上を減少させる中で、借入金に頼っていた経営を行っていたために今回の倒産となったものです。

2009年度の倒産状況が入っていますが

北海道ではバブル崩壊以後では最も倒産件数が少なかったようです。また、秋田県でも 3年ぶりに倒産が減少しています。

これは補正予算によって公共事業の発注が増加したことや、政府の金融緩和策が効果をもたらしていると見ているいますね。
しかし、公共事業が毎年同じように発注するだけの体力が国や地方自治体に残っているのか心配される要素もあります。

政府の打ち出した緊急保証制度や金融円滑化法案が有効に働いている間に借入金の返済が出来るだけの経営体質に変身させて欲しいものですね。

緊急保証制度にしても金融円滑化法案にしても、決して借入金がなくなるという性質のものではありませんから。

2010年4月2日の主な倒産状況

2010年4月2日の主な倒産状況です。

大型倒産(負債総額10億円以上)では

神奈川県高座郡寒川町で工業用樹脂製品製造を行っていた藤沢電工鰍ヘ47億8,900万円の負債で倒産です。景気の悪化で自動車用品や住宅関連商品の売上が減少したためです。

石川県輪島市で温泉旅館経営会社であった聴濤閣(ちょうとうかく)が18億2,000万円の負債で倒産しています。バブル崩壊、能登半島地震やリーマンショックなどの景気悪化によって観光客が減少したことが倒産要因に挙げられています。

愛知県名古屋で広告代理業を行っていた椛蜉驍ェ負債総額15億7,500万円で倒産。倒産要因は景気の悪化で広告宣伝費の削減を企業が行ったものです。


小口倒産(負債総額10億円以下)では

東京都港区に本拠を置くカー用品製造の潟純Rー が8億円の負債で倒産しています。景気の低迷で売上が激減したことと、ヒットするような新製品が作れなったことが原因です。

これらの倒産要因が景気の悪化とされていますが、ユニクロがロシアに店舗を開店していますね。景気の悪化をどのように捉えるかが大きな経営問題になってくるのではないでしょうか。

景気が悪くなっても、従来の商品を従来の価格で販売していてはジリ貧になることは目に見えているのですからね。

2010年4月1日の主な倒産状況

2010年4月1日の主な倒産状況です。

年度末でしょうか、大型の倒産が非常に多くなっています。

東京都中央区でレストラン経営他を行っていた銀座キャンドルが倒産しています。 三島由紀夫、川端康成など文化人、著名人が足繁く通った洋食店ででした。負債総額は調査中です。

大口倒産としては

東京都千代田区で医療従事者紹介・医療モール運営を行っていた潟<fィカル・ハイネットが20億円の負債を抱えて倒産しています。過剰投資と一部の医療モール事業の挫折に伴う違約金の発生などで大幅な債務超過に陥ったものです。

東京都新宿区で寝装寝具類の製造を行っていた潟Rンフォートウィングが18億円の負債で倒産をしています。販売不振が倒産要因です。

東京都港区で大手コンビニエンスストアのおにぎり・弁当のプライベートブランド製造を行っていた新東京インターナショナル鰍ェ55億3,400万円の負債を抱えて倒産しています。業容を急速に拡大させる一方で内部留保に乏しく、脆弱な財務体質が倒産の原因のようです。

神奈川県茅ヶ崎市で建築・鉄骨工事を行っていた渇チ藤製作所が23億円の負債を抱えて倒産しています。景気の悪化によって受注が減少したことが倒産の最大要因のようです。

大阪府大阪市北区でシステムキッチンを製造していたミカドの破産が決定しました。負債総額は163億2,500万円です。

小口の倒産としては

山梨県甲府市でお茶卸売り・小売りの老舗であった倉惣茶商店が倒産しています。負債総額は3億円です。清涼飲料水の多様化などで消費者の嗜好が変化したことによって、 お茶の卸売りだけで経営を成り立たせるのが難しい市場環境になっているのでしょうね。

2010年3月31日の主な倒産状況

2010年3月31日の主な倒産状況です。

福島県郡山市で鋼製建具工事を行っていた三笠工業鰍ヘ19億4,000万円の負債を抱えて倒産しています。破産を予定しています。建設業界の不況によって大口の受注が激減したことが倒産の要因です。

東京都台東区でカーテンレール等インテリア製品製造を行っていた潟コタが36億円の負債で倒産しています。破産を予定しています。景気の悪化によって厳しい価格競争の陥り、さらに工場やブツリュウセンターへの設備投資による借入金が大きな負担となったようです。

東京都府中市で中古半導体製造装置等販売を行っていた潟Gイペックスが74億2,300万円の負債を抱えて倒産しています。倒産の最大要因はリーマンショック以降の半導体業界の衰退の影響を受けたものです。

東京都新宿区で寝具製造販売を行っていた コンフォートウィングが13億円の負債で倒産。デフレの影響を受けて価格競争が激化し、売上が激減したものです。

新潟県上越市で鉄骨工事、土木工事、建築工事他を行っていた蒲L志貴工業が25億円の負債を抱えて倒産しています。公共事業の減少や景気の悪化が倒産の原因です。

大阪府大阪市中央区で婦人・子供服卸を行っていたGFS(ジーエフエス)鰍ェ159億円の負債で倒産しています。U.F.O.の倒産に伴う連鎖倒産です。

以上が大型倒産ですが、小口倒産では

東京都調布市で土木工事を行っていた鞄水(ふたみず)が5億1,000万円の負債で倒産。

東京都世田谷区でリウマチ・リハビリ専門の「福原病院」を経営していた(医)社団文寿会が3億9,600万円の負債で倒産。

神奈川県川崎市で造園・土木工事業者であった椛ス摩植物園が4億5,000万円の負債で倒産。

岡山県岡山市で光源電子機器製造を行っていた モモ・アライアンスが3億5,000万円の負債を抱えて倒産しています。研究開発費に関する投資が重荷となったようです。

山形県での2010年2月の倒産状況から教えられること

山形県での2010年2月の倒産状況が発表されました。

山形県では2月だけに限って見てみると過去に2番目に少ない倒産件数で、2010年1月より1件増加して7件の倒産となっています。

倒産件数よりも、倒産による負債総額が2010年1月よりも55%減少して4億8,000万円となっています。ここまでの数字を見る限りでは、景気の悪化に歯止めがかかっているかのように思えますね。

しかし、倒産した7件のうち6件が1億以下の負債で倒産するという、小口倒産になっているのです。その小口倒産は業種別では、製造とサービスが各2件、建設、卸売、小売がそれぞれ1件と、業種に関係なく倒産が起こっているのです。

問題は倒産の中身ですが、設備投資や連鎖倒産ではなく、不況による販売不振が倒産要因になっていることです。

直接、山形県の倒産した会社を見たわけではありませんが、積極的な手を打っての倒産ではなく、従来通りの経営を行っての倒産ではないでしょうか。

従来のやり方で赤字になっているのであれば、新しい方法を模索して倒産を回避して欲しいものですね。一番は経費の削減ではないでしょうか。

トヨタほどの会社であっても、常に経費の削減には相当の努力をしているはずですからね。

2010年3月27日の主な倒産状況 身の丈経営を

2010年3月27日の主な倒産状況です。

滋賀県草津市で米穀卸の樺島美雄商店が71億5,800万円の負債を抱えて倒産しています。樺島美雄商店は大正5年に創業した老舗の米穀卸業者で2008年には138億円の売上があったのです。

それが、たった2年で倒産に追い込まれた原因は売上を追いかけたために粗利益が低下して、資金繰りが悪化したものです。

また、大阪府大阪市中央区でアパレルのU.F.O.は360億円の負債を抱えて倒産しています。U.F.O.は2009年7月期には約895億4800万円もの売上があったのです。

U.F.O.は中国での生産のために多額の設備投資を行っていたために200億円の借入金がありました。この借入金の金利支払いに困窮しての倒産です。

U.F.O.の代表者である谷絹子氏は中国ビジネスの第一人者として有名で、著書もあり、講演会も行っていたほどでした。

この2つの倒産で感じることは、事業を行っていて売上を追求したくなる気持ちはよく理解できますが、健全な経営状態であることが一番大切であることを忘れていたのではないでしょうか。

急激に伸びたものは、急激に落ちると言っている経営者もいるほどです。身の丈を十二分に考慮して経営を行いましょう。

ただ、身の丈を小さくし過ぎている経営者も多いのではないでしょうか?

2010年3月26日の主な倒産状況

2010年3月26日の主な倒産状況です。

岩手県奥州市江刺区で伝統家具である岩谷堂箪笥 を製造販売していた葛e幸が倒産しています。タンスそのものの需要が減少している中で、伝統工芸品でもある 岩谷堂箪笥は価格が高くシステムキッチンなどが普及してきた住宅には似合わなくなってきたのではないでしょうか。負債総額は2億4,000万円です。

千葉県八千代市で土木工事を行っていた葛e昌工業が10億円の負債を抱えて倒産しています。公共工事の減少が倒産の最大要因ですが、葛e昌工業では事業を拡大しようとして多額の設備投資を行っていたのですが、ほとんど借入金によるものであったために資金繰りに窮したようです。

東京都板橋区で精密光学機器製造を行っていたKYG鰍ヘ、平成21年11月前社長が 証券取引法違反を行って逮捕されるという事件を起こしています。その後は、信用を失ったために業績が悪化したものです。

東京都豊島区で老人ホーム運営を行っていたグラシアス鰍フ場合は、4ケ所の老人ホームを作っていましたが設備投資に多額の費用がかかった上に、思ったように入居者が集まらずに倒産したものです。
私は老人ホームはどこも満杯状態だと思っていたのですが、健康な人のための老人ホームはそうでもないようですね。負債総額は9億5,000万円です。

大阪府大阪市淀川区で婦人服小売りを行っていた山三衣料鰍ェ倒産していますが、海外製品の普及によって売上が減少したことが最大の要因ですね。負債総額は15億円です。

2010年3月24日の主な倒産状況

2010年3月24日の主な倒産状況です。

愛知県弥富市でシステムキッチンなどの資材や製品を製造していた コンサルトが倒産しています。これは潟~カドの破産に伴う連鎖倒産だと言われています。

潟~カドの倒産によって4億円以上の不良債権抱えることによって資金繰りに窮したものです。潟~カドの倒産はある程度予測できていたのですが、タカラスタンダードが支援する話もあったので、 コンサルトに限らず安心して納品していたのではないでしょうか。今後も、潟~カドの倒産による連鎖倒産が起きるでしょうね。

倒産以外では、コンビニが9ケ月連続して前年割れの売上になっています。消費者の低価格志向によるものだと言われていますが、今後もしばらくは続くでしょうね。

年度末の決算に向けて赤字の報告も多く入ってきています。

大林組がドバイ関連の事業で大きな損失を出して、650億円の赤字に転落しています。
全日空ではビジネス客や観光客の減少で、大林組と同じ650億円の赤字です。景気の悪化でビジネス客が出張を減少したり、観光客は高速道路のETC特別割引で観光に使う交通手段が車にシフトしているのではないでしょうか。

豊田自動織機では、景気の悪化によってフォークリフト等の産業車両市場が低迷して270億円の赤字になっています。

景気の悪化によって赤字企業が増えていますが、景気の改善を待っていても問題が解決するわけではないでしょうから、さらなる企業努力が求められるでしょうね。

2010年3月23日の主な倒産状況

東京では引き出物用お茶製造販売を行っていた鰍rGE<旧商号:鰹x河園>が、貸倒引当金に関する国税庁との見解の相違から8億円以上の法人税を課せられたことが原因となって倒産しています。

同じく、東京で事業者金融、消費者金融を行っていました潟Iリカキャピタルが改正貸金業法の影響を受けて経営が行き詰っています。過払債権者1091名に対する返金が起こったことが原因です。

この2つの倒産は、行政や政治による方針の変更が原因かと思われますね。特に貸倒引当金については定率で決められているはずですから、それほど大きな見解の相違が出てくるはずはないと思われます。

鰍rGE<旧商号:鰹x河園>については、定率以上の貸倒引当金を計上していたのではないでしょうか。それにしても倒産の要因になるほど貸倒引当金を計上していたのでしょうかね。少し不思議な気がします。

ベンチャーキャピタルにも注目されていた滋賀県甲賀市でテープ、紙製品特殊加工を行っていた潟Tンセイは借入金に依存しすぎていたために、金利負担が大きく景気の悪化もあって民事再生を申請しています。

小さな倒産ですが、景気の悪化によって観光客の減少に歯止めがかからず、山梨県石和温泉では清光園が倒産していますが、今後もホテルや旅館の倒産が起きるのではないでしょうか。

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