新種ヤミ金が繁盛するワケ…摘発業者は月300万円で豪遊、取り締まる法律なく放置 C

現金化業者は全国に200業者以上いるとされ、1万以上のサイトを運営しているとみられる。

東京情報大の堂下浩准教授の調査によると、消費者金融大手7社の貸付残高は今年8月現在、3兆7千億円でピーク時の半分以下に縮小。18年12月の貸金業法改正後、その傾向は鮮明となっている。

一方、総量規制などで借り入れができなくなった人々はどこに資金を求めたのか。

堂下准教授は「親族や知人からの借り入れに頼る傾向が強くなっている。また、クレジットカード現金化の利用も増えている」と話す。

クレジットカード現金化商法について、堂下准教授は「一種の疑似ヤミ金」と位置づけ、その特徴については「他の融資に比べて振り込みまでのスピードが速く、いわば時間軸を巧みに利用した商法」と指摘する。


取り締まる法律なし

返済できるうちは問題ないが、何らかの事情で滞ると、損をかぶるのは現金化業者ではなく、買い物の立て替え払いをするクレジットカード会社となる。

「いうなれば、現金化業者によるクレジットカード会社への詐欺行為。利用者はそこに加担しているともいえる」

社団法人「日本クレジット協会」(東京都中央区)の担当者は不正行為の横行にいらだちを募らせる。

編集後記
亡国の高利貸
暴れ回る追剥ぎヤミ金融そのとき警察は?消費者金融が仮面の下でほくそ笑む失業・離別・失踪・自殺…日本列島を覆うサラ金・ヤミ金残酷物語“武富士騒動”とは?ヤミ金無法地帯、暗黒日本の断層をえぐる迫真のルポ。

サラ金・ヤミ金大爆発

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当時、人材派遣会社を経営していたが、税金の滞納などで金融機関からの資金調達が困難となり、複数の消費者金融から借りていた。それでも、資金が必要となったとき、業者側から「クレジットカードのショッピング枠を使って現金化できるのをご存じですか」と電話で勧誘された。

自身の生活費を工面するため、男性は20万円を試しに申し込んだ。クレジットカード番号と銀行口座を伝えると、約10分後にはネット口座に約16万円が振り込まれていたのだ。

その際、業者側から「つまらない物が後日、送られてくると思いますが…」と言われた男性は数日後、小箱に入ったおもちゃの指輪を受け取った。

男性はシステム上、その指輪を20万円で購入し、業者の手数料を引いた16万円がキャッシュバックされたことになる。

その後も7〜8回利用した男性は、クレジット決済の引き落としまでには別の資金を調達し、返済していたという。

クレジットカードを使った現金化は利用規則違反であり、発覚するとカードが利用できなくなるが、それでも男性はこう言う。

「事業が難航すると銀行はなかなか金を貸してくれない。補助金申請も時間がかかる。そういう中で、クレジットカードの現金化は、すぐ必要な生活資金や事業のつなぎ資金を調達するのに便利。生きていくにはとにかく金が必要なんです」

こうした業者は貸金業法改正後、資金調達が困難となった人々の需要の受け皿となっているようだ。

編集後記
クレジット・サラ金・商工ローン・ヤミ金融に負けない
本書は、クレジット・サラ金・商工ローン・日掛け金融・ヤミ金融などによる被害者の生々しい体験を紹介するとともに、サラ金CMの問題点、クレジット・サラ金・商工ローン・日掛け金融・ヤミ金融などの問題点、高金利のサラ金や商工ローンを利用しないで済む公的低利融資制度の紹介、多額の借金を抱えた場合の解決方法と相談窓口などをわかりやすく解説したものである。

借金地獄からの脱出法

新種ヤミ金が繁盛するワケ…摘発業者は月300万円で豪遊、取り締まる法律なく放置A

「福場氏の場合、現金化の勧誘をインターネットサイト上で行っていた。ゴルフボールを乗せるティーなどを10万円前後で販売し、8〜9割をキャッシュバックしていたようだ」(関係者)

17年ごろまでヤミ金業を営んでいた福場氏は、警察当局の取り締まりが強化されるなどしたため、18年ごろからクレジットカードを使った現金化商法にシフトしたとみられる。

消費者金融の貸し出し規制が導入された18年の貸金業法改正以降、クレジットカードを使った不正な現金化は法規制をかいくぐる新手の「ヤミ金」として横行し、これまで国税当局も税務調査で計数億円の追徴課税を行ってきたが、業者が告発されたのは初めてだった。

福場氏の手口は悪質だった。複数のクレジットカード現金化の店舗を経営し、その各店長名義で銀行口座を開設。そこに振り込まれた現金を全く税務署に申告していなかったという。

「ヤミ金時代の金満生活が忘れられなかったのか。いずれにせよ、あぶく銭は身に付かない」

業界関係者はそう漏らした。


法改正後の受け皿にも

「半信半疑で申し込んだら、本当にすぐにお金が振り込まれて驚いた」

クレジットカードによる現金化商法を3年前に初めて利用した都内の50代男性は、そのときの記憶をこう語った。

編集後記
もう返すことはありません。過払い金の返還請求を!その仕組みと方法をやさしく解説。

サラ金整理 400万人多重債務者のための過払い返還方法

新種ヤミ金が繁盛するワケ…摘発業者は月300万円で豪遊、取り締まる法律なく放置 @

今年6月から全面施行された改正貸金業法。借入額が収入の3分の1に制限される総量規制などが盛り込まれ、多重債務の要因となった従来の過剰資金供給に歯止めがかけられる形となったが、一方でクレジットカードを悪用した現金化という新商法も横行し、中には1億円超の所得を隠して脱税で告発される金満業者まで登場。“新種ヤミ金”は借り入れをはじかれた階層のニーズを取り込み、その浸透力を増しているとされる。取り締まる法律がないグレーゾーンでの繁殖を食い止めることはできるのか−。


元ヤミ金業者、豪遊の日々
「毎月300万円前後を遊興費などに使っていたようだ。3年間でざっと1億円超。所得隠しとして指摘された金額をほぼ遊びに使っていたことになる」

こんな豪遊の日々を送っていたとされるのは、10月に東京国税局から所得税法違反の罪で告発されたことが明らかになった東京都目黒区、物品販売業の福場秀樹氏(32)である。関係者によると、福場氏は平成20年までの3年間で約1億3千万円の所得を隠し、約4300万円の所得税を免れたとされる。

福場氏に“あぶく銭”をもたらしたのは、クレジットカードを使った現金化商法だった。手口はこうだ。

資金を必要としている人に対し、クレジットカードのショッピング枠を使って安価な雑貨などの購入を勧誘。1個10万円前後で購入させ、手数料を引いた残りの8割前後の金額をキャッシュバックする−といったものだった。

編集後記
クレジット・サラ金・商工ローン・ヤミ金融に負けない
本書は、クレジット・サラ金・商工ローン・日掛け金融・ヤミ金融などによる被害者の生々しい体験を紹介するとともに、サラ金CMの問題点、クレジット・サラ金・商工ローン・日掛け金融・ヤミ金融などの問題点、高金利のサラ金や商工ローンを利用しないで済む公的低利融資制度の紹介、多額の借金を抱えた場合の解決方法と相談窓口などをわかりやすく解説したものである。

借金地獄からの脱出法

大曲の花火 経済波及効果155億円 フィデア総研試算

100周年を迎えた今年の「大曲の花火」(秋田県大仙市)の経済波及効果が155億7000万円に上ることが、フィデア総合研究所(山形市)の調査で分かった。前身の荘銀総研が2007年にまとめた東北三大祭りの波及効果を1日換算で上回り、日本一を誇る花火大会の貢献度の大きさが裏付けられた。
 
フィデア総研によると、会場設営費や宿泊費、関連グッズ購入費などの直接効果は75億3000万円。商品の原材料費や販売収益による消費拡大の間接効果は80億4000万円に及んだ。
 
秋田県に限定した波及効果は90億3000万円で、直接効果が49億2000万円、間接効果は41億1000万円だった。
 
今年の大曲の花火は8月28日に開催され、県内外から過去最高の80万人が押し寄せた。大仙市周辺の宿泊施設は満室となり、高速道路も長時間にわたって渋滞するなど、例年以上に混雑した。
 
荘銀総研の07年調査では、東北三大祭りの経済波及効果は、青森ねぶた祭(6日間)497億円、仙台七夕まつり(3日間)332億円、竿燈まつり(4日間)195億円と試算された。
 
フィデア総研は「秋田県の宿泊施設の収容定員は約4万6000人。より多くの観客を呼び込むならば、花火大会を2日間に分けるだけでも効果があるのではないか」と指摘している。

編集後記
金額の単位などを見てると古い本だと思いますが、考え方、実践法は現代に通用するものでしょう。これができれば素晴らしいけど、読者の何人ができるか...。特に難しい方法ではないのですが、むしろ生き方を問われます。誰でもご一読をお奨めします。

私の財産告白新装版

私たちの行動は何に支配されるのか?――『影響力の武器』

「何か決定を下すとき、私たちは利用可能な関連情報をすべて利用するわけではなく、全体を代表するほんの一部の情報だけを使う。説得のプロはそれを利用し、相手に影響力を与える引き金を忍ばせ、成功率を高めている」

ロバート・B・チャルディーニ著『影響力の武器』では、セールス、広告、募金活動などの事例を挙げ、相手から承諾を引き出す戦術を紹介。その戦術を6つのカテゴリーに分類し、人間の行動心理学の原則をもとに解説している。

その6つのカテゴリーを要約してみよう。

<返報性(reciprocation)>
親切や贈り物、招待などを受けると、そうした恩恵を与えてくれた人に対して将来お返しをせずにはいられなくなる気持ちを利用するもの。

例えば、無料試供品を配布する販売推進員は、表向きは製品の存在を知ってもらいたいという振りをしているが、実は、贈り物に付きものの報恩の義務を利用して買わせようとしている。

これをさらに進めたテクニックとして、「拒否したら譲歩」法という、別名「ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック」がある。これは、まず確実に拒否するような大きな要求を出し、それを拒否した後、それよりも小さなもともと受け入れてほしいと思っていた本当の要望を出すというもの。要は、最初の要望が拒否されてその要望を引き下げることが譲歩とみられるため、相手がその譲歩に返報しなければならないと感じる圧力に依存しようというやり方である。

<一貫性(consistency)>
自分がすでにしたことと一貫していたい(そして一貫していると見てもらいたい)という気持ちを利用するもの。

人はひとたび決定を下したり、ある立場を取ると、そのコミットメントと一貫した行動を取るように、個人的にも対人的にも心理的圧力がかかる。

これを利用した販売戦略として、クリスマスプレゼントの例がある。

ある玩具メーカーはクリスマスの前から、ある特別なおもちゃのコマーシャルをどんどん流し始めた結果、当然子どもたちはそれが欲しくなる。そこで両親にクリスマスプレゼントとして買ってもらう約束を取り付ける。

しかし、玩具メーカーはクリスマス前にはそのおもちゃを少ししか卸さない。そして大半の親はそのおもちゃが売り切れてしまったことを知り、ほかの類似したおもちゃを代わりにクリスマスプレゼントとして買わざるを得ない。もちろんメーカーは代替品を十分に卸しておく。

そしてクリスマスが終わると玩具メーカーは再度そのおもちゃのCMをどんどん流す。子どもたちは前以上にそのおもちゃが欲しくなり「買ってくれるって約束したじゃないか」と親に訴え、たいていの大人たちは自分の言葉を裏切りたくないから、その玩具を買い与えてしまう。結果、玩具メーカーは、おもちゃを1つ余計に売ることに成功する。

<社会的証明(social proof)>
自分にとって何が適切な行動であるかを決定する際に、人は他者の行動を手掛かりにする傾向があり、それを利用するもの。特にその他者が自分と似ていると思う場合や状況が不確かで自分に確信がもてない時、この傾向が強くなります。

例えば、お笑い番組の「笑い声」の挿入もこの心理を利用して笑いを起こさせようとするものであるし、「自然なインタビュー」を装って撮って一連のやらせCMを作るというのも、この力を利用しようというものだ。

<好意(liking)>
人は自分が好意を感じている知人に対してイエスという傾向があることを利用するもの。

この「好意」に影響を与える要因として、「身体的魅力」と「類似性」とがある。「身体的魅力」はハロー効果を生じさせ、「見た目の良さ」が、才能や親切さや知性など、ほかの特性への評価も高める傾向があるというもの。「類似性」は、自分と似た人に好意を感じ、そのような人の要求に対してはイエスという傾向が強いというもので、例えば、セールスマンなどは、自分とクライアントの経歴や趣味が似ていることを強調したりすることも、この心理を利用しようとするものである。

<権威(authority)>
権威あるものからの要求に対しては、服従しなければという潜在的な心理的圧力を利用しようとするもの。これは、必ずしもその権威の実体がなくとも、権威があるように見せかけるもの、例えばシンボル(肩書き、服装、装飾物)に反応してしまう傾向があることを利用している。

人はある分野の権威に見える人の言うことなどを盲目的に受け入れてしまう傾向があり、「有名な先生の言うことだから、間違いはないだろう」とか、「プロの間でも愛用されている商品だから絶対にいい」と思うのもこの心理が適用されている。

<希少性(scarcity)>
人は機会を失いかけると、その機会をより価値あるものとみなす傾向があり、この心理を利用するもの。

その原理を利益のために使う技術として、「数量の限定」「最終期限」などがよく使われる戦術。今だけ限定商品などは、まさにこの心理を利用した販促活動。その希少性の原理が最も働く条件は、新たに希少なものになった時で、すでに制限があるものより、新たに制限にあった時に、また、他人と競って求めている時、最も価値が高く感じられる。 

『影響力の武器』では紹介されている事例や行動心理学の実験内容がとても面白く、食い入るように読んでしまった。ちまたでよく出版されている、営業・マーケティング、交渉術のノウハウ本で紹介されている心理学的手法の多くは、本書がベースになっているのではないかと思う。

影響力の武器』で説明されている承諾誘導の「引き金」を知り、相手からの承諾を得るためのヒントを学ぶとともに、捏造(ねつぞう)されたインチキな「引き金」に対抗するためにも、何度も読み返えす価値ある1冊である。

「0円ビジネス」夜明け前 無料配布、収益効果期待外れも

味の素や日本マクドナルドなど食品・外食各社が相次いで「無料(フリー)」ビジネスに乗り出している。個人消費が停滞する中、“究極の値下げ”で自社製品の得意客になってもらうのが狙いだ。無料提供の試みはインターネットが先行しているが、実際の店舗で無料配布する試みは定着するのか。

マック「効果あり」
「おみそ汁やお吸い物は無料でおかわり自由、塩おむすびは1個無料」。そんな無料店「だしカフェ」が1日、東京・有楽町にオープンした。味の素が日本の食文化である「カツオ節やコンブなどから取っただしの魅力を再発見してほしい」(三輪清志専務)という狙いで始めた。その上で、「ほんだし」など同社のうまみ調味料の消費拡大を期待している。

日本マクドナルドは昨年7月から、全国の店頭で定期的にコーヒー(通常120円)を無料提供するキャンペーンを展開。次回は今月15〜21日に実施する予定だ。同社が重点を置いているのが「いかに来店客数を増やすか」(原田泳幸会長兼社長)。他のコーヒーチェーンより安い自社製品の味を知ってもらった上で「ハンバーガーなど他のメニューも買ってもらう」狙い。実際、同社の業績は過去最高益を更新中で、無料提供も効果ありと判断しているようだ。

おかき 一転有料化
ただ、無料サービスが売り上げ拡大につながるかどうかは未知数だ。ダスキンが展開する「ミスタードーナツ」は創業40周年を記念し、9月28〜30日に全1330店でドーナツ(通常105円)を各店先着300人に無料提供する「大試食会」を行い、3日間で約120万個をサービスした。同社は「お客さまへの利益還元が目的」とし、11月1〜3日にも第2弾を行う予定だが、9月の無料配布の売り上げ効果は「プラスでもマイナスでもない」という。

無料提供を取りやめたケースもある。米菓製造の播磨屋本店(兵庫県豊岡市)は08年からおかきやドリンク類を提供するカフェ「播磨屋ステーション」を東京・銀座など全国7カ所で展開したが、おかきは8月下旬以降、1皿200円の有料化に踏み切った。理由は「マナーの悪いお客さまが増えた」(同社)ためという。無料カフェによる売り上げ効果も「特に増えてはいない」と期待外れの面も。

インターネットに多い無料のビジネスモデルは、多くの利用客に使ってもらい、その中から有料でも利用する客をつかみ取る形だ。個人用文書管理システムで日本で約15万人の利用者を持つ米エバーノートのフィル・リービン最高経営責任者は「無料のお客のうち、5%程度が有料会員になればビジネスが成り立つような仕組み」と語る。

食品・外食各社の無料ビジネスは始まったばかりで、収益効果に結びつけるにはまだ試行錯誤が続きそうだ。

編集後記
大事なのは
お客さんが
「飽きない」
ことなんです。
 小俣貫太著『お金に愛されて百戦百勝』96頁

私も商売をしていますので、「商い」は「飽きない」だよ多くの人から教えてもらいました。でも「おきゃくさんが飽きない」ようにするのが「商い」だとは考えたこともありませんでしたね。

商売をしている人が「飽きずに商い」をすることだと思っていたのです。考え方としてはそれほど大きな差はないのでしょうが、日々の積み重ねで大きく違ってくる言葉だと感じています。

松下幸之助さんは商売の神様と呼ばれていたと思いますが、斎藤一人さんは今後どのようなニックネームで呼ばれるようになるか楽しみにしています。

個人的には「大宇宙エネルギー」「ツイてる」「伊勢神宮」などに関する言葉で呼ばれると似合うようにも思えます。

飲食店のコショウはなぜGABAN?

飲食店に置かれてるコショウといえば「GABAN(ギャバン)」というイメージがある。特に、中華料理店やラーメン店にある印象が強い。メタリックに青文字の、商品名むき出しの缶のまま。



他のスパイスメーカーもあるのに、どうしてGABANばかりなんだろう? 株式会社ギャバンに聞いたところ、ルーツにそのヒントがあった。
「創業者は札幌ラーメン横丁を一軒一軒まわって、1缶ずつ販売した経緯があります。ブラックペッパーはラーメンに極めてマッチし、札幌ラーメンが全国に広がるのに合わせて、いつしかラーメン屋さんのカウンターになくてはならないものになっていったのです。また、ホテル・レストランのシェフを直接訪ね、品質の違いを説明するために、その場で缶を開けて香りを確かめてもらったり、簡単な料理をつくり納得してもらうよう手を尽くしました」

1940年代後半から50年代にかけて、日本に流通するコショウの多くには、小麦粉やパン粉が混ざっていた。原因は原料不足。そこで創業者は、食事の洋風化が進めば香辛料の需要も増え、“混ざり物がないコショウは売れるはず”と考えた。そうして1954年、エイト食品(現ギャバン)が設立された。

でも当時、家庭用の香辛料は、他の会社の製品が世の中に浸透していた。そこでGABANは、業務用に特化。品質重視の姿勢で同業他社と差別化を図る一方、ホテル・レストランのシェフや、ラーメン店に売り込む方法をとった。すると品質を丁寧に説明したことが功を奏し、多くの飲食店が使ってくれるようになっていった。

そしてシェフのお墨付きを手に、そのレストランが取引する問屋を紹介してもらうことで、取扱店は少しずつ増加。この手法が、1980年代には中国料理店や焼肉店でも行われ、今のように全国のあらゆる飲食店で、GABANのコショウが見られるようになったという。

ちなみに、あのメタリックな缶のデザインは、お客さんの席に置きやすいよう意図的にスタイリッシュにしてあるんだろうか?
「デザインは創業当初からのもので、(先にも述べたように)弊社は業務用に特化し厨房仕様であるため、特に席に置きやすいようデザインしたわけではありません」

家庭用としても買えるようになった2005年2月まで、長く業務用として存在してきたGABAN。
その歴史が、「飲食店でよく見る」という結果につながってたみたいだ。

京都吉兆・徳岡邦夫さんが出版記念サイン会−ジュンク堂京都店で /京都

「京都吉兆」主人・徳岡邦夫さんの「花鳥風月みな料理なり」の刊行を記念したサイン会が9月18日、ジュンク堂京都店(京都市下京区四条富小路角)で行われる。

花鳥風月みな...

花鳥風月みな...

価格:2,940円(税込、送料別)



徳岡さんの生い立ちから始まり、京都吉兆の料理を順序立てて解説する同書。出版元の学生社(東京都足立区)の児玉有平さんによると、「社員の一人が徳岡さんのホームページを見て、その生き方を見て面白いと思った」ことから出版企画が始まったという。

徳岡さんの生き方は、荒れた時期があるなど平坦でなかった。しかし「最終的に自らの決断で料理人の道を選び、祖父である湯木貞一氏から学んだ『伝統を守りつつも新しいものに挑戦する』ことを貫いてきた。そうした事があったからこそ現在の京都吉兆の料理があるのでは」とも。

同書のサブタイトルは「男の生きざま」。「徳岡さんも書いているが、今悩みを抱えている若い人にも読んでほしい」と話す。

サイン会の開催については、二つ返事で了解をもらったという。「普段は京都吉兆で会う事のない若い人などとも積極的にかかわりたいと思ったからでは」と児玉さん。徳岡さんは「料亭」という一段上からの視点の言葉を使わないという。「そうした人となりを、わずかな時間ながらサイン会で言葉を交わす中で知ってもらえれば」とも。

開催は15時から。同書購入客に参加券を配布する。

カスタム可能な女性限定宿泊プラン−ANAインターコンチ石垣が提供へ /沖縄

ANAインターコンチネンタル石垣リゾート(石垣市真栄里)は9月1日から、女性限定宿泊プランを1日1室限定で販売する。商品名は「美ら美ら(ちゅらちゅら)あっぱりしゃん」。

昨年から「美ら(ちゅら)シリーズ」としてオリジナルのお茶やあめを発売している同ホテルだが、今回はシリーズ初めての宿泊プランとなる。宿泊客一人ひとりに合わせてメニューをカスタマイズできるのが特徴。

客室は、石垣島伝統の「みんさー織り」のインテリアを施したコーラルウィング・オーシャンフロント、タワーウィング10階と11階のプレミアムフロア、コーナールームのスーパーデラックスの中から1室を用意。チェックイン時に女性スタッフが、食事やタラソ・スパ、癒やしスポットなどのメニューから希望に沿ったプランを提案する。

タラソ・スパでは石垣島のきれいな海水や海藻、八重山特産の長命草、黒砂糖、アロエベラなど沖縄ならではの天然素材を使ったスペシャルコースを用意。130分〜150分かけてフットバスやアロママッサージなどを受けられる3つのコースから1つを選ぶことができる。

食事は、石垣島でとれる魚や食材を使ったすし会席、フカヒレやアグー豚、島タコ、旬の島野菜などを使ったデトックスメニューなどから選べ、朝食も石垣島の食材をふんだんに使った料理長「おすすめ」の朝食またはビュッフェを用意する。

このほかホテルオリジナルのプリン&美ら茶セット、泡盛カクテルのプレゼントや枕を6種類の中から選べるなどの特典もある。

同ホテル広報担当者は「『美ら』とは心と体両方の美しさ、『あっぱりしゃん』は元気の良いかわいらしさ表す沖縄の方言。心と体をゆっくりと癒やし、美しさを磨いてもらって、元気をチャージして帰ってもらえれば」と話す。

料金は2泊朝食、夕食付き、2名1室利用の場合、1人当たり5万5,500円〜。提供は2011年3月15日まで。

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