ポイントサービス事業で固定客大幅増 東京都品川区 武蔵小山商店街

ポイントサービス事業を実施することで、イベント売上げに顕著な変化。今後はLANシステム活用へ。

武蔵小山商店街は東京都品川区にある買回り品を中心とした商店街で、大型店はなく、交通の要所でもなく、住宅地と商業地が混在している地域型商店街である。昭和22年に組合を設立し、31年に第1期アーケードを、37年に駐車場を設置した。来街者はこの頃より急速に増加していった。

しかし、2回に渡るオイルショックの頃から停滞ぎみの時期がしばらく続いた。そこで、昭和60年、アーケードと道路のリニューアルを契機として愛称の公募や、イタリアミラノの2つの商店街と友好関係を結んだほか、岩手県東山町等と文化交流提携をするなど、催事を次々に実施して、かつての賑わいを取り戻していった。

昭和27年にスタートしたクレジット事業は、同40年に磁気カードに移行、同60年にCTA端末を導入してオンライン化する一方、顧客に対しても劇場招待会など、様々なサービスを行ってきた。

特に平成元年より始めたクレジット会員に対するサービス事業は、当初の予想をはるかに上回る効果がみられ、クレジットの売り上げが20%も上がる実績があった。

しかし、現金で買い物をする顧客に対しては、中元と歳末の売り出しでの福引き抽選程度しかなく、あまり固定客へのサービスとは成り得なかった。

そこで、すべての顧客に満足してもらえるように満遍なくサービスをして固定客を増やしていく方法として、ポイントサービス事業を実施することとなった。

高齢者をターゲットにした街中サービスが好評 東京都品川区 中延商店街

空き店舗を利用した高齢者向け「街のコンシェルジェ」、「街中サロン事業」等による地域コミュニティ形成への寄与。

中延商店街は半径700メートルの商圏内に約9,760人の高齢者がいる。そのようなことから「高齢者にやさしい街づくり」を目指していた。その折、地元のNPOバリアフリー協会を紹介されたが、バリアフリー協会は、タウンモビリティ活動などで商店街での活動実績もあるため商店街の事情にも詳しく、共催で事業を行うことにした。

(1)「街のコンシェルジュ」
地元の高齢者のちょっとした困りごと(電球の交換、庭木の手入れ、軽修理、買物補助など)を有償ボランティアが支援する仕組み。それぞれ登録制。その対価は区内共通商品券で支払われる。

(2)「街中サロン」
各個店で取り扱わない高齢者向け商品(糖尿病患者向け食材など)の紹介や、血圧、脈拍、体脂肪率などの測定サービスなどを行い、さらに商店街個店の情報発信(特売情報、会員向けサービス)などもきめ細かく実施して商店街のお休み処も兼ね、来街者が常に立ち寄るスポットにして商店街のさらなる集客を図っている。

(3)「楽習教室」
商店街の個店で扱っている商品を使った料理教室、美容教室、健康教室のことで、専門知識を持つ講師を派遣し、参加者の生活に役立つ知識を身につけてもらい、商店街の各店舗の更なる利用を促し来客増を図る。また教室における参加者リサーチを商店街の活性化策に繋げる。参加者同士の交流も深めてもらい、その場として街中サロンを活用してもらう。講師は、主に定年を迎える団塊の世代にお願いし、地域デビューのきっかけとしてもらう。

(4)その他
商店街の飲食店を利用した「街のレストラン」というイベントを行い、高齢者に各店舗のよさを知ってもらう企画を行っている。ともすると個食になりがちであるが、16年度においては商店街が実施するイベント(ねぶた祭り)への参加を通じて、高齢者に喜ばれている。商店街の一員であることと、街中サロンの存在をお客に大きくアピールすることができた。

「鬼太郎」の妖怪オブジェで観光スポット化 鳥取県境港市

鳥取県境港市 水木しげるロード周辺商店街
街内の歩道沿いに境港出身の水木しげるの人気アニメ「鬼太郎」に登場する妖怪オブジェを設置。観光客が多く集まる「魅力的な妖怪ワールド」を演出。

境港市は、古くから天然の良港として、漁業を中心に栄えてきた。人口は約3万8千人。市の主な産業は水産業、アジ・サバ・イワシといった多獲性魚のほか、夏場のクロマグロなど水揚量・金額ともに全国有数の漁港である。特に、ベニズワイガニは全国一の水揚げを誇っており、この水揚量の多さを背景に水産加工業の集積度が高い地域である。

商店街は、明治35年頃から、境港駅からお台場に通じる町筋に開店し、次第に店舗を増やしながら、本町商店街、松ヶ枝町商店街、銀座商店街、新道商店街の4商店街に発展し、商業の中心として繁栄してきた。

しかしながら、交通体系の変化、大型小売店の進出、消費者ニーズの多様化、商店主の高齢化など社会状況の変化により、昭和40年から50年をピークに売上げが減少し、閉店する店舗が急増するなど商業機能の空洞化が危惧されていた。

このような状況の中、商店街活性化策の一つとして平成元年から「緑と文化のまちづくり」をテーマとして、人に優しく、人々に親しめる快適な街づくりを進めていた。この事業の一環として境港市出身の著名人の方々からの提言がきっかけとなり、「鬼太郎」「妖怪」をキーワードとし、妖怪オブジェを商店街歩道に設置する「水木しげるロード」構想がまとまっていった。

当初の計画は、観光客を対象としたものではなく、地域住民を商店街へ誘い込む事業として整備したものであるが、いざ、ふたを開けてみると、そのユニークな発想がテレビ等マスコミに多く取り上げられ、その結果多くの観光客が訪れる県内でも有数の観光スポットへと育っていった。これも、ゲゲゲの鬼太郎を始めとする妖怪たちが、お年寄りの方から子供たちまで幅広い年齢層に受け入れられる証しであり、妖怪のブロンズ像を見て、触れることにより、それぞれストーリーが浮かんでくる、愛される存在であったからこそである。

現在、市内には、水木関連事業の集大成として、水木しげる氏が世界中から集めた妖怪コレクションや独自に制作したオブジェの展示など、妖怪の世界を展示や映像で紹介した「水木しげる記念館」や延長800メートルの商店街沿いに、妖怪ポケットパーク、ブロンズ像119体、レリーフ5基、絵タイル8枚を設置した「水木ワールド」が広がっており、年間の観光入込客は85万5千人を数えている。

豊富な地域資源を活かしたまちづくり 京都府京都市 京都市伏見区商店街

伏見港、伏見城、寺田屋等の史跡や酒蔵など、地域資源が豊富。地元商店街や地域住民等との連携強化により、これらの資源を活かしたまちづくり。

伏見は豊富な地域資源に恵まれているにもかかわらず、これまでこの資源を地元であまり意識していないのが現状であった。そのため、まちづくりの機運を高めるには、これらの資源をいかに地域住民にアピールすることができるかが必要と考えられた。その前提として、これからまちづくりを行おうとしているTMO組織・兜嚮ゥ夢工房に関して、地域住民や出資者以外の事業者の認識がまだまだ低く、その啓発が急務で本事業を通じて理解を得る必要があった。そのため、地域資源である「十石舟」の運航事業や「酒と蔵」をテーマとした事業展開を図り、これらの事業を通して地域住民等へのコンセンサスの形成を図ることになった。また、観光と商業の一体化によるまちづくりを図る必要性があった。

(1)十石船の運行等、観光スポット整備事業
まちづくりについて、地域住民等の合意形成を図るため、地域資源の1つである十石舟の運航を行った。十石舟とは、江戸時代に運航していた運搬舟のことで、当時、伏見は港町で賑わっており、その趣を現代に復活させようとの試みである。また、地域インフォメーションセンターの運営を行い、タウンマップ等を設置して周辺の観光スポットの回遊を図った。

伏見というと酒どころ、水どころといったイメージがあるが、十石舟の運航している川は、以前はドブ川であった。10年前より定期的に清掃を始めるようになったものの、地元の人たちはそのような取組みには無関心で、平気で川にゴミを捨てていた。しかし、十石舟が運航するようになって地元の人もゴミを捨てなくなった。このように、十石舟の運航によって「郷土愛づくりの街の資産」を大切にするという意識付けをすることができた。だんだん川もきれいになり、今では河川敷に桜の木300本、あじさい紫陽花1680本(平成18年には全3068本)紅葉80本(平成18年には全205本)、ユキヤナギ600本の植樹を行ったり、ライトアップによる夜間運航を行うなど、さまざまな取組みを行っている。江戸時代の風習にちなんで、「くらわんか舟」(飲食物の販売を行う舟)の運航も検討している。

(2)酒蔵を活かした集客施設整備事業
酒と酒蔵をキーワードにして商業と観光をミックスし、地域住民との合意形成を図りながら地域の活性化を目指した。この事業と並行して地元の大手酒造メーカーの協力を得て旧本店を改装し、「伏見夢百衆」の整備を行い、伏見の土産品・清酒の販売や喫茶、周辺地域の観光案内を行った。この伏見夢百衆の場を活用してクラシック蔵音楽会や日本酒アラカルト蔵講習会等を開催し、地域住民の理解をより深めた。

(3)回遊性を高めるためのパスポート事業
地元商店街や飲食店等と連携を図り、豊富な観光資源と商業施設等との回遊性を高めるため、パスポート事業を実施した。また、1868年の鳥羽伏見の戦いから137年目を迎え、家内安全、平和祈念して「137年の祈り」事業を実施した。

「再発見と新創造」城下町の挑戦 滋賀県彦根市 彦根市内6商店街

地域資源を活かした新名所。江戸町屋風、大正ロマン、ケータイ、脳にやさしい音楽、寺子屋など多彩なキーワード。

滋賀県彦根市は、日本列島のほぼ中央・国土軸の東西南北の交点という要衝にあり、琵琶湖の東北部に位置している。中心市街地には、国宝・彦根城がそびえ、東に石田三成ゆかりの佐和山城跡がある。関ヶ原の戦いのあと徳川四天王の一人、井伊直政がこの地に任ぜられ、その意志を継いだ、長男直継、次男直孝が20年の歳月をかけて「彦根城」を築城したのが始まりで、その後開国の祖井伊直弼公を輩出し、35万石の城下町として栄えた。

そのような歴史的背景を持ちつつ、商店街も栄枯盛衰を辿り、昭和初期より銀座商店街が県内屈指の商店街として賑わった。しかしながら、オイルショック後、郊外への住宅地や大型店、ロードサイド店などの立地が進み、人口重心や消費者の利便性から中心市街地は、衰退へと向かった。

彦根市における中心市街地にある商店街は、12商店街であるが、その数もピークの800店から400店弱と激減している。

(1)ハード整備
そのような中、平成元年から10年がかりで「夢京橋キャッスルロード」が街路拡幅事業に取り組み、江戸町屋風のファサードに統一され、年間45万人の来街者が訪れるほど賑わいを回復した。この事例は、市内の各商店街へ成功事例として波及した。

その後、平成10年の中心市街地活性化法の施行と同時にTMO構想によるファサード整備事業を花しょうぶ通り(町屋風)・登り町グリーン通り(欧風)・おいでやす(なまこ壁風)・四番町スクエア(大正ロマン風)の各商店街が実施、銀座商店街においては、アーケード整備事業、四番町スクエアにおいては、お客様駐車場・テナントミックス施設(食の館「ひこね食賓館」四番町ダイニング)の設置をおこなった。

 夢京橋キャッスルロードと四番町スクエアは観光客を、その他の商店街は地元客を主とする顧客層として事業展開している。

(2)ソフト整備
各商店街ごとに取り決めたコンセプトにより、商店街整備を行ってきたが、完成が始まりとの認識を持ち、ソフト事業に取り組んでいる。

花しょうぶ通り商店街のナイトバザールや地域一帯で開催されるアートフェスタ勝負市は、滋賀・滋賀県立・聖泉の各大学生や市民団体とともに実施している。昔の寺子屋を利用した「街の駅」も商人塾として定着してきた。

また、登り町グリーン通り商店街では、おかみさんによる「店先カルチャー教室」や地元アーティストを育てる「NOBORIMACHIグリーンステージ」に取り組んでいる。四番町スクエアは、大正ロマン風のまちとなったが、脳にやさしい音楽「ハイパーソニックサウンド」や六童子、五灯式のガス灯など話題性が多い。

前述の「街の駅」は、滋賀大学・滋賀県立大学のまちなか研究室としての活用やNPO彦根景観フォーラム・NPO湖東焼を育てる会など多彩なメンバーで構成されている。今後組織のLLP化((Limited Liability Partnership)=有限責任事業組合)も視野に入れサスティナブルな活動を目指すまで発展してきた。

市内の回遊性を高めるため、ユビキタス技術を駆使して、ごく身近なパソコンである「ケータイ電話」を用いて学習型観光を推進している点も波及効果の現われといえる。

中心市街地活性化へ、行政・TMOが切る口火 長野県長野市

長野県長野市 株式会社まちづくり長野
緊急性のある地域、事業を優先し、活性化へ行政・TMOが協働。活性化計画事業の具現化に行政・TMOが動けば民間が動く。

・長野市では平成10年に冬季オリンピックが開催され、新幹線、高速道の整備が進み、平成11年には中核市へ移行するなど都市の基盤整備が進んだ。

・長野市の中心市街地は、善光寺の門前町として歴史的な蓄積を持ち、さまざまな便益を提供しその中心を担ってきたが、一方で、車社会への移行が急速に進み、郊外への人口流出に伴う都市機能の移転やロードサイドへの大型店出店が進行。中心市街地の商業機能の衰退が問題となってきた。

・平成12年、中心市街地の核店舗であった地元百貨店、大手総合スーパーが相次いで撤退し、中心市街地の空洞化が深刻化。

・平成13年に長野商工会議所がTMO構想協議会を設け検討、平成14年2月、大手流通業OBをタウンマネージャーとして招聘。同年3月にTMO構想が認定された。平成16年5月には、株式会社まちづくり長野がTMO認定を受け、中心市街地活性化に向けた本格的な取組みを進めている。

・行政、TMOが口火を切ることで、大型店撤退による中心市街地衰退に歯止めがかかり、空き店舗への出店(平成15年度以降、市の空き店舗補助金利用実績28件)、マンション建設(平成15年度以降、施工済6棟277戸、施工中1棟50戸)、シネコン進出(平成18年6月オープン予定)など民間投資も進んでいる。

・都市ストックを活用して街の魅力を高めることで、居住者増加、賑わい回復の傾向が出始めている。

市民のまちづくり参加のための拠点を設置 宮崎県延岡市 山下新天街商店街

空き店舗やアーケード等を活用したまちなかでの市民の活動を促進し、地域コミュニティの形成による「夢・心・感動のあるおせったいのまち」づくり。

大型店の相次ぐ閉鎖により、まちなかでの消費者の利便性、快適性が失われる中、山下新天街の全蓋アーケードを生かした定期市の開催をはじめ、市民のまちづくりへの参加を促進することで、回遊性、賑わいを創出する必要性が高まってきた。

そのような中、多目的トイレを備えた交流サロンや広場整備にあわせ、交流拠点施設として空き店舗を活用して「イベント工房」や子育て支援施設「キッズホーム」を設置し、学生や市民団体等に無料で貸し出しを進めた結果、新たな市民のまちなかでの活動促進につながった。今後、様々なイベント開催や活動促進などの更なる展開により来街者の増大や賑わい、商店街の活気の創出が期待できる。

(1)定期市「延岡門前市」の開催
平成14年4月から、毎月1日・11日・21日の3回開催、山下新天街の全蓋アーケード内で野菜、海産物、生花、だんご、お菓子をはじめ、商店街のワゴンセールを実施。現在、63店が出店しており、「延岡門前市」開催日の通行量は平日の約1.5倍となり、全体7割が女性客で、56%が高齢者、近隣から9割で、すっかり地域住民に定着している。

(2)空き店舗を活用した市民・学生の活動拠点設置
・イベント工房(延岡市TMOが借上げ、無料で貸出)
農業高校、海洋高校の農水産加工品をはじめ新鮮野菜や卵などを販売する「高校生の実習店舗「和」や大学生の店「WAKABA」など、学生のまちなか活動の場として利用促進を図っており、商店街に若い声が響き渡り、まちの活気・活力の源になり、また、話題性があり多くの消費者が来街するようになった。
・キッズホーム
子供一時預かり事業、相談・指導事業、子育てサークル活動支援事業などの子育て関連事業、各種講座(パソコン講座、フラワーアレンジ講座)やイベント開催を組み合わせたコミュニティビジネスモデル事業を実施。これまで商店街利用が少なかった主婦層を中心に利用者が増加している。
・のびっこ広場
保育園主催の「子供祭り」、高校生文化祭、子育てサークルの「フリーマーケット」などの会場として利用が進んでおり、市民の憩い・集いの広場として拠点が高まっている。
(3)コミュニティ空間づくり
全蓋アーケードを活かして大師祭りや50年の歴史を持つ「七夕まつり」、延岡門前市などの市を代表するイベントを開催し、賑わい、回遊性向上につなげている。今後、建替えを機に、アーケードの市民の利用促進を図り、コミュニティ空間づくりを目指すこととしている。

岩銀本店でビジネス商談会−イオンスーパーセンターが新ビジネス支援 /岩手

北東北の3つの地方銀行がネットワークして開催するビジネス商談会「ネットビックス」の個別商談会が11月16日、岩手銀行本店(盛岡市中央通)で行われた。

2003年にスタートしたこの取り組みは、岩手銀行、秋田銀行、青森銀行がそれぞれの支店網や情報収集力を活用しながら新たなビジネス創出を支援するもの。大商談会のほかに個別商談会として今回、山形を除く東北各県に17店舗を展開するイオンスーパーセンター(本社=盛岡市菜園)をバイヤーに迎え、加工食品や総菜、水産品、衣料品、生活雑貨、サービス業など、岩手を中心に北東北3県の36社38事業が商談に臨んだ。

同社としては昨年に引き続き2回目となる個別商談会で、前回は商品(商材)のみの商談だったが、今回はテナント出店や期間限定の催事開催も視野に入れたのが特徴。これに該当する16社が参加した。事業のスタートアップ期には賃料を下げるなど好条件を提案し、同社店舗を生かす形で新ビジネスを支援するという。

同社の奥野善徳社長は「店舗にバリエーションが生まれるような新しいビジネスをチャレンジする側から支援したい」とし、「(この取り組みを通じて)いろんな人がいろいろな場面で利用してもらえるような『地域の公民館』のような店舗づくりに生かしていきたい」と話す。

編集後記
不況は自分の実力を
試すいい機会なの。

 小俣貫太著『お金に愛されて百戦百勝』89頁
 
現在の日本では不景気であることは認めますが、全ての企業が不景気なわけではないのですね。ジーンズのユニクロ、家具のニトリやハンバーガーのマクドナルドなどは増収増益になっていると報道されたように思っています。

中小企業においても同じように増収増益になっているお店は私の知っている範囲にもあります。不景気も天から与えられた試験だと思えばあまり苦しい気分にはなってこないから不思議です。

この試験に合格すれば、きっと良くなると信じているからです。ほんの少しですが、私がやっている新しいビジネスが成功への道を歩み始めたような日々が続いています。

ちょっと宗教じみてきますが、毎日「ツイてる。ツイてる。」と思いながら行動すると少々売上が悪くてもほとんど気にならなくなるから不思議です。

天から与えられた試験に合格するように頑張り、大宇宙エネルギーを自分の中に取り込み、周りの人を少しでも幸せにしてあげられるようになります。

「大正浪漫調」のまちづくりとおもてなしの心 福島県会津若松市

福島県会津若松市 七日町通りまちなみ協議会・アネッサクラブ
既存建物の表層部分の修景による「大正浪漫調」の街並みづくりと、交流活動を通したおもてなしの心による「ふれあいのまちづくり」の推進。

福島県会津若松市は、豊臣秀吉の奥州仕置きで会津を拝領した蒲生氏郷が、東北の要衝として近代城郭を整備したことに始まる。氏郷は城下を碁盤状に整備し、各町は住居、商業、工業など機能ごとに分けられ、地名も「若松」と改名し、漆器産業の育成や自由経済制度の「楽市」の導入等により商工業の育成を図るなど、都市計画、商工業振興などにおけるまちの基礎が形づくられた。

(大正浪漫調の街並みづくりへの取組み)
七日町通りも氏郷の時代にほぼ現在の形に町割が行われ、古くから"七"のつく日に「市」が立っていたことから"七日町"と命名され、大町四つ角を起点とする日光、米沢、越後街道が通っていたことから、問屋、旅籠、料理屋が軒を連ね、明治以降も重要な通りとして繁栄した。

しかし、近年のモータリゼーションとともに来街者が減少し、近代化の波にも乗り遅れ、廃業する店舗が増加し、商店街の様を呈していない状況となった。

衰退した状況に危機感を抱いた地元有志は、なんとか再生する糸口をみつけようと、七日町通りの状況を自分達の足で歩いた。通りの建物はトタンやサッシに隠されてしまっているが、その中には明治・大正・昭和初期の歴史のある建物が眠っており、これを活かした街並みづくりが活性化のポイントではないかと考えた。この取組みへの理解とともに平成6年3月「七日町通りまちなみ協議会」が発足した。

(おもてなしによるまちおこし)
氏郷の町割りの1番古い商店街「大町通り」は、会津若松駅から南に走る商店街であり、近年では観光会津の玄関口として賑わいを見せていたが、バブル経済崩壊後はみるみる観光客が減少し、商店街が廃れていくのも必至だった。

このような状況の中、市が道路のモール化計画を打ち出した中で、女性の参加のもとに自分のまちは自分達で創ることの大切さと表現の楽しさが実感できる取組みが始まり、65店舗のおかみさんらの参加により、平成9年2月に「アネッサクラブ」が設立された。「アネッサ」とは商家のおかみさんを「あねさま」と呼ぶことからとっており、自分達の住むまちの歴史と格式ある商人文化の伝統を踏まえ、さらに人と人との交流による「ふれあいのまち会津」づくりを目指している。

国道を歩行者天国に「ドラマチック戎市(えびすいち)」 山形県米沢市

山形県米沢市 粡町(あらまち)通り商店会
商店街の後継者グループによる生き残りをかけた路上大テント市。地域との連携により、後継者グループの組織強化を実現。

米沢市は山形県の南に位置し、上杉氏の城下町として貴重な史跡や文化財が数多く残っている。粡町は米沢市中心市街地区域の北部に位置し、かつては門前町として市内でも一番の賑わいがあった通りである。現在は中心市街地の空洞化が深刻化し、その賑わいは過去のものとなっている。

そのような状況において、粡町通り商店会の若手メンバーで組織するプロジェクトZ隊の、『止まることを知らない中心市街地の空洞化にブレーキを!』、『昭和の賑わいを甦らせよう!』、『今、やらなければ個店も商店街もダメになる!』という、切羽詰った、しかし熱い想いが商店街や地域住民・県・市・県警までをも動かし、東日本初となる国道を定期的に止めて歩行者天国にした大テント市を実現させた。

(1)商店街に面した国道を利用したテント市事業
・事業の企画からテント市出店者の募集、地域住民や警察への説明・交渉、タクシー協会やトラック協会・バス会社などとの交渉も含め、地域の小学校や幼稚園・子ども会からも協力を取り付け、国道250メートルにおよそ100張りのテントを配した大テント市を年7回実施。

・手作りのアクセサリーをはじめ趣味の工芸品、路上足裏マッサージや小学生対象の工作教室、米沢牛串焼き・路上カフェなどの飲食テントと出店者は多種多様。

・幼稚園や小学生の鼓笛パレードや本格的なサンバダンサーによるサンバパレード、様々な大道芸人によるパフォーマンス、バンド路上ライブや駐車場にリングを設置してアマチュアプロレスなどの集客イベントを実施。

(2)商店街の景観高揚を目指したウコギ生垣設置、統一暖簾掲載事業
上杉氏の城下町である米沢らしさと景観美化、商店街の統一感を演出する目的で、上杉鷹山が提唱し屋敷の生垣に推奨したといわれているウコギを商店街に設置するとともに、それぞれの商売をPOPに図案化したオレンジ色の統一暖簾を作成し全店の店先に掲載。

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