世界企業の事例を用いた実践的講義で集める圧倒的支持 株式会社グロービス

自己実現や経営スキルを磨くための学習にいそしむ人が増えている。なかでも、経営大学院や法人研修などの教育サービスを提供しているグロービス・グループが、意欲の高いビジネスパーソンに支持されているようだ。今回は同社の教育ビジネスと人材戦略に迫る。

世界企業の事例を用いた実践的講義で集める圧倒的支持
1992年、たった一つの教室、学生二十数名の講義からスタートした株式会社グロービスは、実践的な講義内容と、1995年の出版以来累計120万部を超える『グロービスMBAシリーズ』などにより、受講生数を増やしてきた。2006年にはグロービス経営大学院大学を設立し、現在は国内トップクラスの受講生数と満足度でほかの大学院を圧倒している。

「グロービスの特徴は、GEやP&Gなどといった世界を代表する企業のケース(事例)を用いた独自のMBAプログラムにあります。それは、実務家教員によるインタラクティブな講義により、ビジネスの現場における意思決定を経営者の立場で疑似体験できるよう構成されているのです。また、学んだことをどのように生かしていくかという"志"の醸成に資する科目も盛り込んでいます。さらに経営、政界、文化芸術などそれぞれの業界で一流とされる方々と合宿を行い、一緒に議論をする場も設けているのです」。そう語るのは、同社の人事・総務チームマネージャー高原氏。教育事業としてはこのほか、1科目から選択可能な経営講座を提供し、年間7000人の新規受講生が学ぶグロービス・マネジメント・スクール(GMS)、年間約250社に及ぶ顧客企業の人材育成を通じ、強固な組織運営と持続的成長をサポートしているグロービス・オーガニゼーション・ラーニング(GOL)を展開している。

10回以上の面接もある"こだわりの採用プロセス"
グロービス経営大学院に入学するのは、20代〜30代を中心とするビジネスパーソン。弁護士、公認会計士、中小企業の経営者なども目立つ。法人顧客は日本を代表する企業が多い。経営講座に関しては、通常のMBAにはあまりない、事業経営で最も難しいとされる創造・変革の場面での意思決定力を磨くための内容も含まれている。そして企業研修では、人・組織を通じた変革の実現をサポートしている。

「企業や世の中の変化に応じたカリキュラム開発や提案が常に必要となるため、そうしたことにワクワクとしながら一緒に挑戦してくれる人材を常に求めています。従って採用活動は通年で行っています。入社希望者は月に100人程度、面接の回数は平均5回程度で、多いときは10人以上と会ってもらうこともあります」と高原氏。ちなみに、採用セミナーの時間は2時間半。グロービスの理念やビジョンなどを一方的に紹介するだけでなく、グロービスの経営課題について一緒に考えたり、冒頭に募った質問について議論したりと、インタラクティブな要素が随所に盛り込まれている。入社に至らなかった参加者からも「これからのキャリアを考える上で参考になった」などの前向きな感想が寄せられているそうだ。

編集後記
「『もてなしの心』と言いますが、旅館はお客さんが来てからもてなすんじゃあないですよ。その前に、全体がもてなしの風景になっとらんといかんわけです。そこにお客さんがやってきて、感動するんですよ。口先ばっかり『もてなしの心』で対応しようとしても、お客さんは喜んでくれません」―いま全国でもっとも注目を集める観光地・黒川温泉の再生ノウハウを、「山の宿新明館」館主・後藤哲也が、「温泉教授」こと松田忠徳に語り尽くす。景観造りや宿造り、風呂造り、そして人づくりを、どういうビジョンに基づき、どういう方法で成し遂げたのか。その秘密に迫る。

黒川温泉観光経営講座

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