約30年前、日本にハーブを持ちこんだ「癒やしのパイオニア」 株式会社生活の木

ハーブやエッセンシャルオイルなどのオーガニック商品を提供している株式会社 生活の木は、癒やし業界のパイオニアといえる存在。2年前に社員給与のベースアップを図るなど、不況下でも順調に成長中だ。今回は、同社のさらなる成長に向けた人材戦略に迫る。

約30年前、日本にハーブを持ちこんだ「癒やしのパイオニア」
2009年、ハーブエッセンシャルオイルなどのオーガニック商品を販売している株式会社 生活の木は、過去最高の利益を記録した。気疲れすることが多い不況下にこそ、同社の商品に「癒やし」を求める人が多いのだ。「ここ10年ほどで、販売店は70店舗ほど増えています。今後も店舗数は増やしていく予定です」と語るのは、広報担当の中村さん。同社は約30年前からハーブを扱う事業を開始。当初は競合する企業が一つもなかったそうだ。

商品の原料は日本を含めた世界40カ所のパートナーファームから直接仕入れており、現地の状況もスタッフが目で見て把握しているため、一番いい場所で、一番いい時期に収穫されたハーブを使うことが可能。しかも、製品は岐阜県にある自社工場で製造している。「ラベンダーのエッセンシャルオイルは定番商品として人気があります。近年では、濃縮飲料型のハーブコーディアルがヒットしました。また、男性向けにブレンドしたエッセンシャルオイルも好調で、男性の来客も増えてきましたね」と中村さん。現在、生活の木で扱う商品は約2000点とバリエーションも豊富。このほか、ハーブガーデン、サロン、カルチャースクールなどで生活の中にハーブやアロマテラピーを取り入れる提案を幅広く行っている。

社員の声から開始された「アーユルヴェーダ研修」と「商品研修」
ハーブ・アロマ業界をリードする生活の木は、スタッフの教育にも余念がない。入社1日目〜3カ月未満の正社員と時給制の準社員は、まず導入として新人研修を受ける。会社の概要や「5カ年計画」などの経営的な目標を共有することが目的だ。そして、入社3カ月〜半年の社員を対象に行う「レベル1研修」では、店舗スタッフの役割や接客ロールプレーイング、効果的なディスプレーについてなどを中心に指導を行う。

「新人研修」と「レベル1研修」は必須のものだが、他にも社員の要望で開始した研修もある。「当社が運営するサロン『アーユルヴェーダ』ではスリランカの哲学に基づくトリートメントを提供しています。かなり奥が深いので、理解するために社員から研修を行ってほしいという声が上がりました。サロンスタッフに講師を依頼し、アーユルヴェーダについての講義とスカルプマッサージのロールプレーイングなどをしています」。そう語るのは同社のトレーニングdiv※のリーダー真部さん。社員発の研修としては、ほかに商品研修がある。店舗での教育が追い付かない人を対象に、月に1回、丸2日間かけて、2000点もの商品とその案内方法について研修を行っており、これが会社全体での知識レベル向上に役立っているのだ。

編集後記
2003年9月の発売以来、デザイン書としてもマーケティング書としても好評を博している「売れる色・売れるデザイン」。その第2弾である本書のテーマは「癒しのデザイン」。第一線で活躍中のカラーコンサルタントが、約60点のヒット商品から、LOHAS時代を勝ち抜くブランドデザインのヒントを紹介します。訴求効果の高い色・形・レイアウトとは何か? デザイナーや商品開発者をはじめ、売れるデザインをつくりたい人すべてのための、すぐに使えるアドバイスが満載の1冊です。

成功事例にまなぶ癒しのデザイン

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