半世紀前のフラフープブーム、下火になった原因

直径1メートルほどのプラスチック製の輪を腰で回して遊ぶ「フラフープ」。

1958年に爆発的にヒットしたが、ブームは短期間で終息した。ブームが下火となったきっかけを作った場所から再びブームを起こそうと、千葉県東金市で23日、フラフープの新競技「EGフープバトル選手権」が開催される。ブーム再興の願いを込めた石の「フープ塚」も建立され、22日に除幕式が行われる。

同市産業振興課によると、フラフープ全盛の1958年11月22日、東金小学校で、フラフープが子どもの健康に害があるとして「禁止令」を出した。これが新聞で報じられるなどしてフラフープは体に悪いとの風評が全国に広がり、途端に人気は下火になった。

当時同校の3年生だった飲食業東福龍さん(60)は「本当にはやっていて、全校生徒やっていたのに、急に先生から禁止されたのを覚えている。卒業する頃には、誰もやらなくなっていた」と昔を懐かしむ。当時のフラフープはまだ家にあるという。

現在は健康被害がないことが医学的に証明され、ダイエット効果もあるとしてテレビ番組で紹介されたことなどから、再びブームに火がつこうとしている。

これに目をつけたのが、同市の若手経営者ら8人で発足させた市産業振興研究会。かつてのブーム終息のきっかけをつくったおわびと、新たなブームの願いを込め、フラフープによる街おこしをしようと新競技を考案し、大会を開くことにした。

新競技「EGフープバトル」は1対1でコートの中でフープを回してぶつけあい、相手のフープを落としたほうが勝ちというルール。EGは「EAST GOLD(東金)」と「EASY(簡単な)」という意味を込めてつけられた。大会は東金商工会議所の駐車場で開催し、今後も継続していくという。

「フープ塚」は因縁の東金小跡地にある同市中央公園(東金市東岩崎)に約30万円で設置。七色のリングと「HOOP RETURNS」の文字が掘られている。

同会のメンバーで、同商工会議所職員の井坂定義さん(38)は「外から人が集まるようなイベントを作りたかった。『フラフープと言えば東金』というまちにしたい」と話している。

バトルの参加費は小学生以下500円、中学生以上1000円。問い合わせは同市産業振興課(0475・50・1142)へ。

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。