お金を借りたい企業 お金が貸せない金融機関

お金を借りたい企業 お金が貸せない金融機関

全国銀行協会が発表した貸出残高が減少していますね。前年比で2.5%の減少で424兆7,396億円になっているとのことです。

これには、大きく分けて2つの理由があるのではないでしょうか。

まずは、優良企業が設備投資を抑制しているために借入を起こさない、しかし経営の苦しい企業が、手形決済のためなどの後ろ向きの資金繰りのために金融機関に借入を申し込んでも、中小企業等金融円滑化法などの問題で貸し渋っている。さらに、景気の悪化によって住宅ローンも低調になっているのが現状のようですね。

2つ目としては、金融機関に潤沢に貸出をするだけの資金がなくなっているのです。金融機関の資産には株などの有価証券が多く、2008年秋に評価損が発生したことによって貸出せる資金量に目減りが起こったのです。

中小企業等金融円滑化法では、金融庁からの指導が厳しくなる可能性があるために、返済猶予を申し込まれることを嫌って、貸出先の選別を厳格化しているのです。

これは、お金を借りる方が悪いとか、お金を貸せない金融機関に使命がないとかの問題ではなく、本気で経済の再建を全体として取り組んでいく必要があるのではないでしょうか。

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