100年の歴史を持つ洋食店めたせんば自由軒が倒産

明治43年(1910年)に大阪で初めて洋食店として営業を始めたせんば自由軒が倒産しました。自己破産を予定しています。負債総額は4億5,000万円とのことです。

せんば自由軒では、ライスとカレールーを混ぜ合わせたものに生卵を落とす独特のスタイルのカレーが特徴で、タンシチュー、オムライス、ビーフカツレツなどの新しいメニューを次々とつく出していました。

最盛期には直営店が8店、FC店が2店と事業を拡大していって、ピーク時の2005年には5億円を超す売上がありました。

しかし、景気の悪化によって外食産業全体が業績不振になる中で、船場センタービルの地下に店舗を構えるせんば自由軒には、販売促進の手段が非常に少なかったと思われます。

船場センタービルとは、衣料品の卸業者が入っているビルで、地方から仕入れに来た人や船場センタービル周辺で働く人が主たる顧客となるために、平日は午後5時以降はお客さんが減り、日曜や祭日にはほとんど来店客のないような状況になるビルだったのですね。

100年の歴史を持つ洋食店の倒産には、時代の大きな流れを感じるとともに、経営者の時代の流れを読む直観力の不足を感じさせられました。

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