文化の火が消えたような気がするふるさときゃらばんの倒産

数々の賞を受賞した東京都小金井市で劇団を運営していたふるさときゃらばんが倒産しました。破産が決定していますが、なぜか文化の火が消えたような気持ちですね。負債総額は6億円といわれています。

全国各地で公演を行う劇団として活躍していたふるさときゃらばんは1983年創設。85年に法人化した。

親父と嫁さん(1983年 - 86年) - 1985年度文化庁芸術祭賞受賞
兄んちゃん(1985年 - 87年) - 1987年度文化庁芸術祭参加作品
パパは家族の用心棒(1996年 - 98年) - 1997年第4回水産ジャーナリストの会年度賞受賞
噂のファミリー 1億円の花婿(1999年 - 2001年) - 2000年第2回東京芸術劇場ミュージカル月間公演優秀賞
裸になったサラリーマン(1996年) - 1996年第4回スポニチ文化芸術大賞グランプリ受賞
パパの明日はわからない(2002年 - 05年) - 2002年第14回池袋演劇祭大賞受賞
川と人と橋のものがたり(1989年 - 96年) - 1989年第6回日本イベント大賞最優秀企画賞受賞
2001年うつくしま未来博ジャパンエキスポ大賞優秀賞受賞

ミュージカルを主体とした地方公演を数多くこなし、ミュージカルを通じた村おこしや独自のミュージカルスクールなどを実施している。独自の人脈や応援団と称する地方実行委員会を組織したプロモーション活動により、公演回数もさることながら、動員観客数も10年余で100万人を突破するなどの特徴をもつ。

1990年代以降は、日米合作のミュージカルによる海外公演などを行うほか、バルセロナオリンピックや日中国交正常化記念イベントなどにも参画。1999年からは日本の棚田を守る自然環境イベントなどを企画し、舞台芸術のみならず幅広い活動を展開している。

また木村政雄が吉本興業在籍時、ふるさときゃらばんの芝居を観劇し、低迷していた吉本新喜劇を再生させるきっかけを作るなど、他の劇団の運営に多大な影響をも与えている。

棚田イベントには農林水産省の関連団体から後援があったほか、リバーミュージカル「川と人と橋のものがたり」では国土交通省の支援を受けた。2008年2月には国土交通省の道路特定財源から約5億円が支出されたミュージカル「みちぶしん」に対する委員会質問により、劇団自体も「税金のムダ使い」を指摘するマスコミの批判を受けた。現在公演中のミュージカル「地震カミナリ火事オヤジ」も総務省消防庁やその関連団体から多額の助成を受けている。

ただ、ふるさときゃらばんが行うミュージカルは多くの人件費や機材運搬費などが必要で負担が重く、企業スポンサーに依存していたため、景気後退に伴う支援減少で採算が悪化していた。リストラを進めていたが、採算が好転せず、事業継続を断念した。

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